無理して寝る必要はない
寝る姿勢についてで、眠くなるのをじっくりと待つのがいちばんいいと言いましたが、いつ眠れるのかわからない状況で、ただじっと眠るのを待つことほど辛いこともありません。明日は大事な仕事があるから、今日は十分睡眠をとって寝ておかなければ、というような人なら尚更そう思うでしょう。
そういった場合は、少し発想を変えるといいと思います。睡眠というのは精神と肉体の疲労を回復するものです。やはり、眠らなければ精神の疲労は回復しませんが、ただ横になっているだけでも、肉体の疲労は回復します。眠らなければ横になっている意味がないと、勘違いしている方も多いと思いますが、横になっているだけでも肉体の疲労はどんどん回復していくのです。
例えば、最低でも6時間以上は寝ないといけないと考えるあまり、眠れない時間が刻々とすぎるのを感じると、大変あせりを感じてしまいます。しかし、本当に眠れない時には、6時間以上睡眠することにこだわるのではなく、6時間以上ただ横になってふとんに入っていればいいと思います。それだけでも肉体の疲労はとれるわけですから、十分ふとんに入っている理由はあるのです。