寝る前に必ず行うことを決める

寝床に入ってぐっすり眠るために意外と効果があるのが、「寝る前に必ず行うことを決める」ことです。ほとんどの人は、特に尿意がないのに、寝る前には必ずトイレに行きますが、これは、寝ている間に尿意をおぼえて睡眠を妨げられるのを防ぐためだけではなく、その人にとっては寝る前の一種の儀式のようなものになっているのです。

 

例えば、このように毎日寝る前にトイレに行く人が、たまたま行くのを忘れてしまったら、なかなか眠れなかったりすると思います。おそらくふとんに入った後でも一度起きて、用を済ませてからまたふとんに入るといった行動をするのではないでしょうか? それほど、寝る前に必ず行っている儀式的なものは、その人にとって眠るための重要な意味をもっています。

 

また、これを意識的に行う事によって、眠りを誘うひとつの方法になります。まだこういった眠る前の決まり事をもっていない方がいれば、自分なりの決まり事を持つ事をおすすめします。例えば、眠る前に家の戸締まりをしたり、明日の服を枕元に用意したり本当にどんなことでもいいと思います。とにかく、毎日眠る前に同じ行動をとれば、眠るための意識づくりができるのです。